「クロズミコトネムシは、
顔料や染料となりうる非生体物や色材を食べて、
黒い液体として「墨袋」のなかに蓄積させる蟲。
墨の放出時に特定の技法道具による音を聴かせると、
放出の仕方が言葉やリズムに合ったものになる」
――取材者オーザケフの記述より。

 

 

 

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